人を愛せと言う。
だが、人を愛して
行き付く先は
必ず悲劇ではないか。
死がある限り!
勿論、それを乗り越えて
いくことに意味があるし、
そこに、人間の尊さだって
認められる。
しかし、しかしだ!
根本的な問題は
何一つ、解決しては
いないではないか。
永遠の別れなんて悲しすぎるんだ。
「もう一度、会いたい!」
これが本音じゃないか。
でも、それが叶わないのなら
その後、どんなに立派に生きたとして
本当にそれが解決と言えるのだろうか。
愛すれば愛するほど
悲劇に終わるというこの矛盾。
これは一体、
何だろうと考える。