夫をなくし住む場所を失った老齢な女性が
安住の地を求めて
ボロボロのキャンピングカーで
旅をするロードムービー。
日雇い労働。安定しない収入。
先の見えないその日暮らし。
その上、次々と降りかかる予期しない出来事
にハラハラしながら観ました。
最終的にこの女性が選んだ道は、
世間的には馬鹿げたものかもしれない。
僕も「なんで?どうして?」と
思わず(心の中で)叫んでしまったが、
孤独や喪失感を埋めてくれる安住の地は、
私たちが「これが幸せだ」と追い求めている
ようなところには「ない」ということなのだ。
数々の賞を総なめにしたというのも
頷ける作品でした。