さらりと読み過ごしてしまう言葉にも

さらりと読み過ごしてしまうような
さりげない言葉にも
注目してみると面白い。

例えば次のような聖句。

①「川はみな、海に流れ入る、
しかし海は満ちることがない。
川はその出てきた所にまた帰って行く。」
(伝道の書1:6~7)

②「彼は北の天を空間に張り、
地を何もない所に掛けられる。」
ヨブ記26:7)

③「神はまた言われた、『天の下の水は一つ所に集まり、
かわいた地が現れよ』。そのようになった。」
(創世記 1:9)

④その像の頭は純金、(中略)
足の一部は鉄、一部は粘土です。
(ダニエル書2章)

①は、大気と水の循環。
②は、地球が宇宙空間に浮いていること。
③は、創造当初、陸地は一つであったことを示唆している。
ウェゲナーの大陸移動説だ。
④は、頭がバビロンということだから、
その後現れた国々を当てはめていくと、
足が現在のヨーロッパとなる。
その特徴を見てみると
一部は鉄、一部は粘土ということだ。
鉄と粘土が混じり合わないように、
ひとつになろうとしても、
一つになりきれない
今のヨーロッパの特徴をよく表している。

どれも現代の人間にとっては、
当たり前のことなんだけど、
驚くべきことは、これが書かれた時代には
どれもまだ人類が気づいていなかったことなんだよね。