プログラミング教室に提言したい

子どもの習い事として
プログラミングが人気だ。
しかし、
何故に何処の教室も
scratchやマイクラなのだ?
いや、確かにブロックを
組み合わせるという
視覚操作だから敷居も低いし
ゲーム感覚で子供たちは夢中になるし、
論理的思考力も
高められると思う。

しかし、しかしだ。
プログラミングの本当の面白さを
伝えようと思うなら
最初にこれらを用いるのは
間違いだ(と思う。)

何故なら
プログラミングの本当の面白さは
「無」から「有」を産む感覚だからだ。
プログラミングが好きで好きで
たまらなくなるのは
この感覚を味わうからだ。
その意味でこのような
全てがお膳立てされた
学習ソフトを用いるより
最初は少々大変でも
まっさらな状態から
それこそWindowsのメモ帳
あたりからコーディング
させてみるほうがいいと私は思う。
(コーディングの負担は
工夫次第でいくらでも軽減できる!)

それから、もう一つ
私が懸念するのは
このような学習ソフトを用いると
あまりにも簡単に
複雑な表現が実現できてしまうことだ。
それの何がいけないのかというと
人は「楽なもの」から
「楽でないもの」に移行するのは
簡単ではないからだ。
刺激の強いゲームに慣れてしまった子が
低刺激な学校の勉強に
退屈を覚えてしまうのと同じで
高刺激ものから低刺激なもの、
楽なものから楽でないものに
移行するのは本当に難しい。
つまり、
scratchやマイクラからでは
かえって本格的なプログラミング言語
移行しにくいのではないかと思う。

もうちょっと違った
アプローチがあると思うのだが。。