関係の回復

「苦しみもがきつ
幾年か過ぎ、
我が休息の場よ
十字架のもと」
ある死刑囚が死刑の直前に
書き残した唄だそうです。
神の愛とは何だろうと
考えることがある。
正直、ぼんやりとしか
理解してはいないんだろうけど
ひとつ言えるのは
人間の土俵で考えては
いけないと
言うことではないだろうか。
「人知を越えたもの」と
いうことは
始めに押さえて
おくべきだと思う。
映画で見るような
スーパーヒーローを
イメージしちゃ
いけないんだよね。
そんなつまんない
ものじゃない。
でも、
最初はみんな
そんなイメージを
持ってしまうんだ。
人間の物差しで考えて
しまう。
聖書の中に出てくる
登場人物たちも
例外ではなかった。
ヨナもヨブも
エスの弟子達も
みんなはじめは一様に
神に対して
そんなイメージを
持っていた
だから、
平気で不平たらたらだったんだ。
「私がこんなに苦しんでいるのに
どうして助けてくださらないのか」とか。
でもみんな変わっていったよね。
ヨブ記を読むと
その辺の心の移り変わりが
刻々と描かれていて面白い。
神の前では人は無力だ。
ヨブもそんな自分を知って
変わっていった。
知識もないのに偉そうなことを
言っていたことを恥じて
悔い改めた。
そこから、ホントの
神との関係を回復して
いったようにみえる。