「自分で自分のことを決められなかった
国は速やかに滅びる。」（トインビー）
これを個人に当てはめて言えば
「自分の人生を自分で決められなかったら
速やかに滅びる（自分は存在しない）」
ということだろう。
生きていると選択に迷うことがある。
世間の正義と自分の正義が違うこともある。
法律に従うことが全て正しい訳でもない。
そんな時、覚悟を決めて
自分の信じるところに
従うべきなんだと思う。
「罪と罰」のラスコーリニコフは
誤った信念の元、
明らかに誤った選択をした。
しかし、彼は確かに
自分の人生を歩んだ。
その一点において
間違いはない。
そして、
その結果、彼は
心から懺悔したんだ。
それこそが偽りのない
真実なんだと思う。
法では裁かれるし、
裁かれるべきだろう。
だけど彼は神の前では
義とされたのではないだろうか。
彼の全てを知っていながら
彼を受け入れ、
極寒のシベリアまで彼を追い
長い長い刑期を終えるまで
耐えて彼を待ったソーニャの存在が
それを物語っていると思う。
石原さんの話を聞きながら
そんなことを考えていた。
それから、
コンベンショナルストライクミサイル、
是非、日本の技術力で開発して欲しい。
核を持つより100倍よい。
