金儲け=悪?

「金儲け=悪」或いは「金持ち=悪」
という風潮はキリスト教の影響であると言う。
その根拠として
「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」
 との聖書の言葉を取り上げる。
しかし、その前後の文脈や聖書全体の主張に目を向ければ
その解釈が間違っていることは直ぐに分かる。
お金というのは本来、「手段」であって「目的」ではない。
ところが多くの人は、お金が絶対となり「目的」となってしまう。そのことをイエス様は指摘したのである。金儲けや金持ちを直接、非難したわけでないのだ。
現に聖書の中には多くの金持ちが登場するが、その金持ちに対してもイエス様は積極的に関わり、手を差し伸べておられたではないか。
 
追記:
何人かお金持ちの方に会いましたが、実際は私利私欲にまみれた悪代官のような人はいませんでした。皆さん、しっかり社会貢献されていますし、謙虚で優しい人ばかりでした。生き生きと働いておられる感じでした。「目的」がはっきりしていてぶれない、そういう芯の強さを感じました。金儲けや金持ちそのものが悪ではないことは、はっきり分かりました。高い志をもって、世の中のために働こうとする人には自ずとお金も集まるのだと思います。むしろ、そういうところは大いに見習うべきだと思っています。