ホーキングは徹底的な無神論者で
神なくしてこの世界を説明しようと試みた。
宇宙に始まりがないことを
証明できれば「神なき宇宙」を
説明できると考えた。
量子的にとらえることで
それが説明できるとし、
その研究の過程で今までの科学を
覆すような発見や成果を上げている。
但し、
ホーキングは晩年になるほど、
神について語る言葉は
過激さを増したようだ。
しかし、ことあるごとに
彼の口から「神」という言葉が
でてくることから、
彼にとって「神」というものが
どうでもいいものではなかったことは確かだ。
寧ろ、彼の中に常に神が
存在していたようにも見えなくはない。
おそらくだが、
心の奥底では、「物理法則は誰かが
意志をもってデザインしたもの」と
信じたかったのかもしれない。